考え事と生活の記録

とりとめのない日々の記録です。

好きなことの話

おはようございます。

今朝は泊めてもらってる京都の友達の家で、
寝ている友達の隣でスマホで書いています。
あとで、パソコンからリンクとか修正するつもりです。



昨日、京都の賃貸会社に引っ越しの契約書類を出しにいったあとで少し時間があったので、大学の時計台ホールでやっている第二回○大おもろトーク(大学名は一応ふせておきます笑)っていうイベントに参加してきました。
おもろトークっていうのは、○大の総長さんが、おもろいことをしよう!というモットーを掲げているところから来ています。
今調べたら、第一回は総長がゲストで出ていたようですね。



5時くらいに食堂でごはん食べながらFacebook見てたらちょうどその日の6時からやるっていうので、予約は間に合わないけど席空いてるかもしれないし行ってみようと思ったら、案の定空いてたんですね。

「○大解体」という、ちょっとキャッチーなテーマのもと、セルフポートレート作家の森村泰昌さん(パラソフィアで出展してた人かな~って思ったら、やっぱりそうでした)、www.parasophia.jp

地球流体力学の酒井先生、農学部4回生に在籍しながらゴリラ写真家をしている大塚さんが、
アートやデザイン、○大解体というテーマで話をしたあと、軽くパネルディスカッション形式で話をするというものでした。


おもろトークっていう微妙なセンスの名前からしてそこまでおもろくなさそうやったんで、ぶっちゃけそんなに期待してなかったのですが、結論からいうと結構おもしろかったです。



自分が感じたことの中で印象に残っているのは、
森村さんめっちゃしゃべるやん!っていうことと、酒井先生の「なまこ理論」のネーミングセンス最高!っていうこと(なまこ理論についてはこのblogの最後で簡単に説明します)がありますが、一番は、ゴリラ写真家の大塚さん、同学年やのにすごい貫禄や!!ってことでした。



大塚さんは小学校の頃からゴリラを溺愛していて、大学時代、総長の○極先生の元で研究しつつ、紆余曲折を経てゴリラ写真家になったそうです。
12年間もゴリラ一筋ということで、学祭で出展したり、ゴリラ写真の美術展を開くなど、(もしそういうものができるとすれば、)将来のゴリラ写真界をリードしていく大物になりそうな予感がしました。


芸術家も大学教授もそうですが、
好きなものを極めるってやっぱすごいんやと思います。

お三方とも、(大塚さんはまだ趣味でしかないとおっしゃっていたけど、)自分のやっていることが、趣味なのか仕事なのか区別がつかないっておっしゃっていました。
もちろん好きなことでも、いや、むしろ本気でやってるからこそ、めちゃめちゃ苦しいこともあるんだろうけど、そういう生き方ってやっぱり憧れるなあと思います。人生をかけて打ち込めるものがあるってことだから、苦しみも楽しみも、本気で味わえるんだろうなって。


僕の好きな言い方をすると、彼らは人生に深くコミットしている。

誰かから与えられた事をするだけでなく、自分がしたい事を少しでも多くできる人生を送ること、それが人生への深いコミットにつながるんだろうと思います。


(最初仕事って書いたのを、あえて、仕の文字を消して事ってしたのは、仕事だけじゃないなと思ったからです。)






そんなこんなで、いろんなおもろい話を聞きながら、自分の好きなことってなんやろうって考えて浮かんだのは、山でした。


登山。


まだまだ京都でも大文字や比叡山、男山、愛宕山くらいしか登ったことなくて、そんなにいろいろ登れてるかっていうとそうじゃないんだけど、大文字山なら10回以上、比叡山は4回くらい登っています。


繰り返し登ってるってことはやっぱりそれが好きなんですよね。今年の夏は、去年以上に山登りをしようと考えてたら、こないだ石見銀山山籠り企画に申し込んでたことを思い出しました。

やっぱ、山とか自然に惹かれるものがあるんだ、自分は。


今年は友達と京都一週トレイルもします。
あとは、伊吹山にも登ってみようかな。

仕事にするかどうかは別にして、
好きなものをできるだけ大切にしようと思った一日でした。




山・好きなもの、から連想するのがこのPV、
MONKEY MAJIKのaliveっていう曲です。


休憩時間に気軽に、森の風景に癒されてみませんか?

僕は大学の期末レポートの合間にこの動画を見て癒されていました。
曲もかっこよくて好きで、おすすめです。

m.youtube.com



読者の人に好きなPVがあれば、教えて欲しいです。




なまこ理論

最後に、なまこ理論の紹介。
このblog全体におもろトークの内容を書いてもおもんないなと思ったのでほとんど書いてないですが、これだけは書きます笑


酒井敏先生の言うなまこ理論とは…

今の日本の経済を稲作で例えると、
「もともと10人がかりで米を作っていたところ、
作業の効率が上がり、5人で同じ量の米を作れるようになる。

余った5人が何をするかと言うと、やっぱりまだ米を作っている。

どんどん効率化されていき、米の量は増えるが、余ってしまって米の値段が下がる。

安くなってしまうと同じ量の米を生産した利益では食べていけないので、さらに効率化を目指し、米の値段が下がるという悪循環。」


この状況の打開策として、
「余った人間は、海にでも遊びにいったらいい。

偶然なまこを見つけて、それが食べれるってことがわかれば米よりも高い値段で売れる。

それを売れば、米を作り続けるよりもよく経済が回る」

というものでした。


先生は、今必要とされているものは予測不能な世界で将来どうなってるかわからない。だから、人間の頭で真面目に必要なものを考えるよりもむしろ、アホなことや、遊びから生まれたものの方が将来的には価値を持つって言うためにこの例えを考えたそうなんですが…。


なまこじゃなくてもなんでもよかったんですよね(笑)


そこでなまこをチョイスできるあたりが、この先生のおもろさなのかもしれません。
おもろさって、意外性から生まれるから、人と違う自分の感性を大事にしたい。そんなふうにも思います。


それでは今日はこの辺で。