書きながら考えたこと。

奈良で暮らす20代の男の、とりとめのない日々の記録です。

memo

 

・午前中家にいたら、東京から奈良県民のライフプランの意識を調査しにきたというファイナンシャルプランナー若い女性がノックしてきた。

同世代か少し年下くらいの人。アンケートに答えながらいろいろと話し込んだ。

その女性が、周りに貧しいシングルマザーの友人がいたり、自身の家族が以前お金で苦労していたために、将来設計や、ファイナンシャルプランナーの仕事の大事さを知ったらしいこと、この仕事を通してさまざまな年齢層の人と話してきて、お金に困っていて、必死で働いていても貧しい人が日本にたくさんいるのを知ったことなどを聞く。

 

貯金は大事やけど、貯金が苦手な人とか、そんな余裕が今も昔もなかったような人でも、不安なく生きられる社会になっていってほしいし、30年後くらいには日本がそうなってるようにしていきたいなと思う。けど、ファイナンシャルプランナーの仕事も、現状の社会の中で個々人がお金に困って苦しむのを予防する上で大事な仕事だと感じた。

 

・図書館で本を探していて、偶然面白い本に出会うことがある。好きな銭湯のことを調べようとして、「銭湯」のキーワードで検索して出てきた本、「「消費」をやめる 銭湯経済のすすめ」がかなりおもしろい(銭湯の話はほぼ出てこない)。元起業家、社長のおっちゃんが事業を畳んで、借金を返済して資産もなくなって、少ない消費で、生活圏を狭めた生活をしながら、資本主義や経済というものについて思うことを書いている。小さく、近所の人とのつながりを大事にしながら生きられたら温かいよなあと思う。大好きな本。

www.amazon.co.jp

 

 

 

・物欲なき世界

 

2015年にヒットしていたらしい黄色い本を、たまたま書店で見かけて買った。

www.heibonsha.co.jp

 

「自分も物欲あんまりないんだよなあ」なんて思いながら買ったけど、本を買う時点である程度の物欲はあるんだと思う。

 

ただ、車や必要以上の服はほしいと思わないし、コーヒーが好きだけど、キッチンに物を増やしたくないからアイテムを買うのをためらっているほど。

物にお金を使わなくなって若者は何にお金を使うのか、という問いがあるけど、自分は旅とか、人と遊んだり、一緒にごはんを食べることとか、料理とかなのかなって思う。

最近書店でレシピ本が異様に多いのを見かけたけど、料理って一番身近な「楽しめる経験」であり、一種のDIYだから、それが流行るのは、物が飽和して経験やライフスタイルに人々が価値を置くようになった初期の段階としては当然のことなのかなとも思う。

 

初めての人と関わったり、新しく人とつながったりする経験というのはいつの時代も刺激的で、個人経営のカフェにいって店員さんと話すとか、社会人サークルに入るとか、ボランティアをするとか、そういったことを楽しむ人は、(働き方改革がもしちゃんと意味をなして社会人の余暇の時間が増えたら)増えていくんじゃないかなあ。

 

シェアリング・エコノミーについても触れているけど、友達どうしでものを貸し借りしたりするときになんとなく話をすることでちょっと孤独感が癒えたり、手元にない不便さや不自由さを楽しんだりするような感覚を持つのは、便利で孤独な社会だからこそ価値を持っていくんだろうなと思う。すごく久しぶりに思い出したけど、漫画「ハチミツとクローバー」の世界のような、近くに友人や仲のいい先輩後輩がいるような生活はあこがれる。

 

今の時代、いつでも遠くの人と電話やメッセージのやり取りができるけれど、やっぱりすぐ隣に人がいないと感じられないぬくもりはある。

日々の仕事で、そういったぬくもりを感じられる福祉職って、21世紀において実はめっちゃ幸せなんじゃないかともふと感じた。

給料は安いけどね。それも、物欲少なければ給料安くてもあまり困らないんだよな。

 

あと、もはや消費というキーワードからも外れるけど、個人的におもしろいのは、関わったことのないタイプの人とつながることで、たとえば外国人とか、趣味・関心・価値観が自分と違う人と話すことで得られる刺激とか発見。

そういう機会、積極的に持っていこうもっと。

いずれ自分で作っていけたら、もっとおもしろいんやろうな。

 

そうそう。物欲なき~の本でおもしろくてメモしようとしてた部分を書くの忘れていた。

ジャック・アタリの「21世紀の歴史」に触れながら、著者の菅付さんが言っていること。

 

未来は、利益と人権の激しいせめぎあいの中で、着地点を見つけるのだろう。

それがソフトランティングなのかハードランディングなのかはわからない。

ただ言えるのは、その着地点に先に到達した国家、都市、企業や社会が、二十一世紀においてアドバンテージを持った存在になるはずだ。(p238)

 

 

ここだけ切り取ってもなんのことかさっぱりだとは思うけど、印象に残ったからメモ。

人権への感度が低くて利益と人権がせめぎあっていない時点で日本はアドバンテージをもてないだろうけど、直感的な美意識でライフスタイルを真似していくことがうまくて情報も比較的速い(?)日本は、そういった、国、地域をすぐに追従していくんだろうなあとも思う。