書きながら考えたこと。

奈良で暮らす20代の男の、とりとめのない日々の記録です。

コペンハーゲンの図書館との出会い

今年の5月末から一週間デンマークフィンランドヘルシンキ)を旅行した記録を残そうと試みたものの、3日目を書き終えた段階で書くことに若干疲れてしまい、4日目以降はなんとなく自分の心にとどめておきたい気分もあったから続きを書いていなかったのだけど、気分が変わったので一部だけ書いてみようと思う。

 

1~3日目をデンマークで過ごしたあと、4日目の朝のフライトでヘルシンキに行き、ヘルシンキ郊外のKontulaという街路樹の緑が美しい街の、中国人学生がホストの素敵なAirBnBで泊まった。翌日の5日目はヘルシンキの図書館やサウナで過ごし、その夜の便でコペンハーゲンに戻った。

 

5日目にヘルシンキの図書館Oodiにいた時点でかなり疲れが出ていたんだけど、せっかくやし本場のサウナには行きたいと思って海沿いにあるLöylyに行って熱いサウナと海を行ったりきたりして、サウナ上がりに海風のあたるテラス席でお酒を飲んだら、案の定風邪を引いてしまった。

(そうそう、メインで書きたいことと関係ないんだけど、この日の午前中にヘルシンキを散歩していて偶然みつけたカンピチャペル(Kamppi Chapel)の静けさが、旅で情報過多になっている頭をクールダウンさせるのにすごく良かったことも忘れずに書きとめておこう。おすすめです。)

 

www.loylyhelsinki.fi

 

www.myhelsinki.fi

Kamppi Chapelの紹介記事

 

5日目の夜、コペンハーゲンの超おしゃれなホステルSteel House Copenhagenで泊まって(一泊4000円くらいやった)朝起きたら風邪のせいで体がだるかったので、隣の島の以前留学していた学校に遊びに行く予定をあきらめ、夜友人と会うまでコペンハーゲンでゆっくり過ごすことに決めた。とはいってもずっとホステルにいる気にもなれないので、旅行2日目に時間がなくて行けなかったコーヒー屋さん、Democratic coffeeに行くことに。

 

www.steelhousecopenhagen.com

 

ホステルを出て、近くのスーパーで安いサンドイッチとフルーツジュースを買い、使い慣れていないメトロを使ってDemocratic coffeeを目指すことにする。駅のホームのベンチでサンドイッチをかじっていたら、乗る予定だった赤い電車を逃してしまった。待つのがめんどくさくなって、改めてGoogleMapを見たら歩いていけそうな距離だったので歩くことにする。

 

人通りの多い通りから少し入ると、歴史のありそうな立派な建物にDemocratic coffeeの看板を見つける。このコーヒー屋は、コペンハーゲン中央図書館(Cooenhagen Main Library)と同じ建物の1階にあって、テイクアウトして隣の図書館の自習(休憩?)スペースにいけるようになっている。

 

 

今までの人生で飲んだ中で一番おいしいんじゃないかと思ったアイスラテと、クロワッサンってこんなサックサクやったっけとちょっとびっくりしたクロワッサンを、外の景色が見えるカウンター席でゆっくりと本を読みながらいただいたあと、隣の図書館に入る。

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図書館は建物の真ん中が吹き抜けになっているんだけど、この一階スペースでが数人の大人たちが小学生たちに向けて講演をしていたのが驚きだった。デンマーク語なので何を言ってるか僕にはわからなかったんだけど、結構ボリュームが大きく、笑いをとったりしてかなり盛り上がっていて、上のフロアからもよく聞えていた。

この翌日がデンマークの首相が決まる国政選挙で、団体名を調べたらマイノリティの権利を訴える趣旨の講演だったらしい。

 

日本でもフィンランドでも、図書館は基本的に静かだったし、そういうものと思っていたから、こんなうるさい図書館があることがカルチャーショックだった。さらに上のフロアで自習をしている大学生たちも、一階で講演を聞く子どもらが出す歓声を聞いて興味を示しはしても、怒ったりすることがなかったのがおもしろかった。

 

「Democratic Coffeeの名前が民主的な場所のひとつである図書館にちなんでいる」ってVisit Copenhagenの、このカフェの紹介記事に書かれていたんだけど、民主主義には対話が不可欠で、デンマークで図書館がそのための場所と考えられているのなら、図書館は講演を行う場でもあるという認識だとしてもたしかに不思議ではないよなあと思う。

 

この図書館で僕は、デンマーク語や英語の雑誌の本を、スマホで言葉の意味を調べながらゆっくり読んでいた。海外の図書館で本に囲まれていると、日本の図書館以上にわからないこと、知らないことだらけだ。そもそも背表紙に書かれたタイトルの意味さえわからないことも多い。わからないことはストレスだし、一文一文、ゆっくりしか理解できないと、時間を無駄にしているような気にもなってしまう。けれど、このわからなさが自分をワクワクさせるんだと、そのときに気づいた。

 

全然わからない文章を、調べながら読んでいって内容が少しわかったときの喜びが僕は好きだし、全然何言ってるかわからなくて、だからちょっとでもわかりたいときに頭がフル回転するような刺激的な状況に、身を起きたいんだと思った。

 

図書館は、旅先で風邪をひいたときに休むことができる貴重な場所で、しんどいときにここにいたからこそ、不思議な安心感とともに、この図書館で過ごした時間は僕の記憶に残っている。

 

と同時に、デンマーク語や英語をもっとわかるようになりたいという強いモチベーションを与えてくれた場所でもあって、いつかこの図書館にこもって勉強する日々を送りたいなと思う。それを叶える具体的な方法を僕は知っていて、数年後に実現させたいと思っている。できるかわからないけど、その日が今から楽しみだ。

 

コペンハーゲンの空港で買ったデンマーク語の本を、日本に帰ってきてから時々単語を調べながら読んでいる。今日カフェで読んでいてもまだまだわからない単語だらけで、調べずに読めるようになるまであと何十年かかるかわからないなと思いながら、この図書館にいた時間を思い出してちょっと楽しい気持ちになったので、こうやって書いてみました。

 

 

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この記事で書きたいことを最初に書き出したメモ。

字数が揃っていてちょっとおもしろかったので消さずに残してみた笑

 

図書館文化の違いのおもしろさ。

わからない楽しさ、わくわく感。

おいしいコーヒーのある図書館。

体調を崩したときに休める場所。

 

 

 

 

1日目~3日目の日記。

kikikiron.hatenablog.com

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