書きながら考えたこと。

奈良で暮らす20代の男の、とりとめのない日々の記録です。

窓辺で本を読む。

 

奈良は最近よく雨が降るようになった。

おかげで以前より少し暑さはましになり、洗濯物を干すのは難しい。

部屋の温度は、昼になると30度を超えるのだけど、なんだかもうエアコンはいいような気がして、涼しい格好で、扇風機をつけてすごしている。

 

今日は仕事が午後からだから、朝からかぼちゃの冷たいスープと、冷蔵庫にあった材料で簡単なカレーを作った。作りながら、いっぱいになった洗濯機を回して、干してからこれを書いている。

 

 

国のリーダーの交代がどうでもよく思えるくらい、激動の日々を送っている。

僕が、じゃない。

仲のいい友人がだ。

 

20代にして身寄りをなくし、同じタイミングで不幸が重なり、去年の冬に泣きながら電話してきた友人が、映画のような経験をして、パートナーができた。

 

早くも彼女の元に引っ越すことを考えていて、電話で相談してくれたのだけど、いくら急展開すぎるからって、両思いの二人を止める気にはならなかった。この先何が起きたって、こんな経験は二度とできない幸せなものだし、人生のひとときにそんな瞬間があったというだけでも彼にとって宝物になるに違いない。

 

 

ふたりの幸せが続くことを願いながら、僕は静かに、自分の暮らしをしている。

何かあったときに、よりどころになる場所を求めていた自分は、慕ってくれる人のおかげで、自分の心のなかにそんな場所を作れたらいいと思えるようになった。

 

 

友人がお土産にくれた、おいしそうなカニの描写が出てくる城崎土産の小説と、昨夜本屋で買った志賀直哉の本を、網戸にして風を通した窓辺で読んでいる。

 

 

 

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