書きながら考えたこと。

奈良で暮らす20代の男の、とりとめのない日々の記録です。

肯定する言葉、語学の秋、野菜のスープ

日々の暮らしのなかで、ふと楽しい気分になれる瞬間がいくつかあって、そのことについて誰かに伝えたいと思うことがある。

それはたいていとりとめのないような話で、職場で誰かに言うほどでもないし、遠距離恋愛の彼女に電話で話すほどのことではないのだけど、一人暮らしの日々、なんとなく気持ちを外に出しておきたくなって、こうしてブログに書いている。

 

僕は普段の人とのかかわりのなかでは聞き役に回ることが多くて、自分の話をするより人の話を聞くほうがおもしろいと思うのだけど、ブログとか、紙の日記のような場所に、なかったら誰にも聞かれないような小さな自分の経験を書きとめておくことを、子どものころから、もうずいぶん長い間続けている。

 

日々周りでいろんなことが起きて、興味関心がわりと短いスパンで動いていく自分の人生のひとコマひとコマをきちんと確認して、地に足をつけて進んでいきたいのかもしれない。

 

そんなこんなで、今日も短い話を3つ残します。

 

肯定する言葉

僕が働く福祉ホームに入居している、いわゆる「障害のある」人たちは、日中は同じ法人のアートセンターに通って物づくりや芸術活動などに取り組んでいる。

 

福祉ホームとアートセンターは目と鼻のさきにあるのだけど、どちらも山を切り開いた土地に立っているせいで、福祉ホームからアートセンターへ行くには、一度坂を下りて少し道を進んでから、また坂を上る必要がある。

 

電動車椅子を使っている人の、2つの建物の移動を介助するときは、僕はいつも、下りと平坦な道は手動モードで僕が車椅子を押し(車椅子で坂を下るときは安全のため後ろ向きになり、介助者が下側から車椅子を引く形になる。だけど進行方向に車椅子を引くのではなく、重力に逆らってゆっくり降りるために実際は逆方向に押している。)、上り坂のときは電動車いすを自走モードにしてもらって電動で利用者さんに上ってもらう。

 

宿直明けの今朝、僕が車椅子を支えながら、車椅子ユーザーが電動で坂を上っているとき、もう一人の歩けるメンバーが、右手で一緒に車椅子の左の取っ手をつかんで、一緒に登ろうとしてきた。2人ともいわゆる知的障害がある方だ。そのことに気づきながらも車椅子ユーザーの方は、左の壁すれすれに上っていて、取っ手をつかんでいたメンバーは少し歩きにくそうだったのだけれど、しばらくしてから僕が声をかけて、左側にスペースを空けて進んでもらうようにした。

 

そのときに、歩けるメンバーが車椅子ユーザーの方に、「そう、その調子!」「合ってるよ!」「いい感じ!」「大丈夫だよ!」と、何度も何度も、繰り返し肯定の言葉をかけていたのだ。

 

僕からすれば、(声をかけられた本人からしても)車椅子ユーザーの方はだた電動車いすでアートセンターの入り口に向かって進んでいただけだ。だけど、ひたすら肯定的な言葉をかけていたのがすごくほほえましくて、2人で笑っていた。

 

何か悩んでいるときとか、決めた道が合ってるか自信がないときなんかに、こんな言葉をかけられたら元気が出るだろうなと思って、その声を録音しておきたい気持ちになった。

 

「合ってるよ!その調子!いい感じだよ!」

 

悩んでいるときでなくても、こんな言葉を時々心の中で自分にかけてあげると、何気ない日常がちょっと楽しくなるかもしれない。

 

 

語学の秋

初対面の台湾のお坊さんに、わからない中国語を大量に聞かされてから、中国語を学ぶモチベーションが高まっている。昨日職場に向かって自転車を漕ぎながらふと、「ひとつの言語を完璧にわかるようになる努力をするより、いくつもの言語がある程度わかるようになった方が自分はおもしろいだろうな」と思った。

 

大学のときに第二外国語で選択していた中国語を含め、かじった言語はいくつかあるのだけど、どれも中途半端だ。だけど中途半端ながらも、気が向いたときに勉強して、少しずつ伸ばしていくのも悪くないかもしれない。

 

それにしても、中国人がこれだけ多くて影響力を持っている世の中だし、日本にもすでにたくさん中国語話者はいそうだから、電車のアナウンスの中国語がわかる程度には中国語ができるようになっておきたい。

試験があったほうが確実にやる気が続くから、中国語検定、今度受けてみよう。

話せるようになりたいから、リスニングと発音を多めに練習しよう。

 

今日は英会話の日で、マンチェスター出身の先生が風邪気味でこのご時勢なのでオンライン授業、生徒は僕一人で、贅沢だった。

 

「山登りがしたい」って話をしていて、熊が出てきたらどうするつもり?って聞かれて、何も準備してない。出てこないように祈ってるだけ、っていいたいときに言葉に詰まってたら、"just hope and pray"っていう言い方を教えてくれた。

 

現実逃避っちゃ現実逃避だけど、楽観的な響きがわりと好きだ。使っていこう、この言葉。

 

野菜のスープ

27歳なんて今時まだ若造と呼ばれてもいいような歳だけれど、二十歳くらいのころに比べて衰えてきたと思う部分がある。胃だ。

 

昔に比べて胃が小さくなってすぐに満腹になってしまうようになったし、インスタントラーメンとかで、簡単に胃もたれしてしまうようになった。

 

僕は食べることが好きで、料理もかなり好きだ。

できればおいしいものを自分で作って、たくさん食べたいと思う。

 

味覚も歳とともに変わってきて、野菜がおいしいと心から思えるようになった。

肉や魚ももちろん好きだけれど、割合は少なくていい。少量の動物性たんぱく質と、たくさんの野菜があるのがおいしい。

 

涼しくなってきて、温かいスープで栄養をとりたいと思うようになった。

 

オリオリスープという漫画を読んで作りたい献立が増え、普段仕事でもしょっちゅう料理はするので、これまでしてこなかった調理法を試したりしていた。

なるべく調味料はシンプルにして、素材の旨みを引き立てるようなものを作りたいと思っている。

 

(スープではないけれど、エリンギを輪切りにして、断面に格子状に切れ目を入れ、バターとにんにくと塩で炒めるのはとてもおいしかった。一手間かけるだけで全然違う。キノコと油ってどうしてこんなに合うんだろう。)

 

中国語の教材を買いにいった本屋で、「養生スープとご飯」という本を買ってきた。

季節に合う野菜を使うことで、自然と体が整うようになるという話がこの本の冒頭で書かれている。

 

夏には体を冷やすトマトやきゅうり、冬には暖める根菜。

 

季節の変化に合わせて、なるべく近くの地域でとれた旬のものを食べて体を整える食養生、これから意識してやっていきたいな。

 

商店街の八百屋さんで奈良県産の根菜をいくつか買って早速スープにしてみた。

なんとなくカレーが食べたい気分だったので、カレールーを少し入れてカレースープに。初めてカレーと生姜をあわせてみた。

ついでにカルダモン、オールスパイスなども加えて作ったら、カレーなのかスープなのかわからんような中途半端な味になってしまった。

 

まあ、最初はこんなもんだろう。ぼちぼち上手になっていこう。

 

 

product.rakuten.co.jp