考え事と生活の記録

とりとめのない日々の記録です。

僕が思う節約の意義について。

 

前回に続き、節制に関することを書いてみる。

最近、自転車での通勤時とか、ひとりでいるときになんとなく考えていることなんだけど、節約って面白い経験だと思う。

 

僕は福祉の仕事をしている。最低賃金がそんなに高くない奈良県でやっているのもあって、月々の手取りはかなり少ないほうだと思う。同じ大学卒の友人より平気で10万以上低かったりする。

それでも旅行はしたいし、いずれ留学にも行きたいと思っているから、毎月給料日が来ると一定額を貯蓄用の口座に回すようにしている。家賃や光熱費、通信費なども含めた一ヶ月の生活費にあてているのは12~13万ほど。ちなみに今、家賃は4万4千円ほどのところに住んでいる。

 

 

通信費は、スマホを契約していないのでわりと抑えられているけれど、それでも定額の寄付なども含めた固定費を除いたら、毎月自由に使えるお金はだいたい6万くらいだろうか。

 

旅行が続いたり、いろんな事情で出費がかさむときは貯蓄用の口座から使ったりするのだけど、なるべくは、毎月6万くらいでやりくりしている。

 

とはいえ、福祉職の正社員としてそれなりにがんばって働いているので、給料日のあとしばらくはおいしいものも食べたいし、ほしいものがあれば買うし、あまり遠慮せずにお金を使う。そうしていると大体、次の給料日前の10日間くらいは生活費用の口座の残額が少なくなって、節約モードになる。

 

だから僕は、だいたい毎月の3分の1の期間は節約をしている。

今がちょうどその時期だ。

 

インフレのときにお金の価値が低くなるのと同様に、口座にたくさんお金があったらお金が少し増えたり減ったりすることがどうでもよくなったりすると思うのだけど、生活費用の口座にお金が少ない期間は、お金を大事にしようと思う。缶コーヒーを飲まなくなったり、普段遠慮せずに料理に使っていた食材を、少し控えめに使うようにして次料理するときにとっておこうとしたりする。

 

図書館で本を借りたり、家にある本を読んだり、家でネットフリックスで映画を見たり、勉強をしたりすることに時間を使うようになる。あとは、podcastを聞きながら散歩をしたり。

 

松屋でこんなに安くおいしい牛丼が食べられることや、450円で銭湯に入って体を癒せることをありがたいと思うし、近所に素敵な川が流れていて、そこを気軽に散歩できることを嬉しく思う。

家で入れた温かいお茶やコーヒーを、ゆっくりと味わう。

 

お金がたくさんあったらきっと僕は、映画館でたくさん映画を見たりする(このご時勢ではどうかわからないけれど)。そういう、お金を使う楽しみ方を否定する気は全くないのだけど、使うお金が少ないときにしかできない(やろうと思えない)楽しみもたくさんあると思っている。

 

給料日のあとは、ちょっとした贅沢もするし、貯めたお金で旅行にも行く。

だけど、給料日前は毎月節約して、少しのお金に感謝し、あまりお金のかからない娯楽を味わう。

 

そうやって緩急付けて、お金の大事さを意識することが大事だと思っている。

貴重だと思うからこそ、給料日後に、お金のかかる楽しみをするときの贅沢感が増す。

 

そんな風にして、僕は節約を楽しんでいる。

 

節約は、登山やキャンプと似たところがあるんだよな。

限られた道具や、情報のなかで感覚を研ぎ澄ませて今を楽しむ感じ。

 

 

お金って不安定なものだから、あってもなくても、楽しめるようにしておきたい。

たくさん稼いでる人には、節約して、余ったお金を毎月寄付するのを試してみてほしい。

寄付って、受け取る側より、やる方が幸せになれると思う。月々たった1000円とかで、良いことしてる気持ちになれるんだから。1000円なんて、居酒屋のお酒2杯分だ。

 

身近な人にサプライズで何かプレゼントするなんてのも、結構いいかもしれない。

 

昨日の夜、ご飯に行った先輩が、休みだったから昼間ショッピングモールで映画を見に行ったついでにゴディバのチョコをお土産に買ってきて、プレゼントしてくれた。

ショッピングモールのお土産!?って笑ってしまったのだけど、嬉しかったんだよな。

ゴディバってプレゼントされないと、普段自分ではなかなか買わないやろうから」って。

 

自分もそういうことができるようになりたいな。