書きながら考えたこと。

奈良で暮らす20代の男の、とりとめのない日々の記録です。

師走, 引越し前夜

 

仕事終わりに、生駒に住む友人と飲みに行ったあと、ふと、クラムボンのシカゴを聞きたくなり、自宅に戻る電車のなかで聞き始め、家に帰っても流し続けながらこれを書いている。

 

大学時代にたくさん助けてもらった友人に、めでたいことがあったそうで、嬉しい。

彼がくれたクロスバイク、もらってから6年たった今も使い続けている。磨り減ったタイヤを交換しないといけないし、ライトの電池もそろそろ換えないと暗くなってきている。通勤にも使っているクロスバイク、あと5年くらい使えたらいいな。

 

生駒から近鉄線で帰る。

自宅の最寄の新大宮駅

駅の改札が、電車の進行方向の先にしかないから、毎回一番先頭の車両に乗る。

10両編成の長い車両に乗ったときは、乗っていた電車が駅前の踏切を通りすぎて踏切が開く前に、踏切が開くのを待つ車が並ぶ道路を渡って先まで行ける。6両編成だと間に合わないから、踏切の手前で待って、また踏切が閉まってから道路を渡る。

住んでいるアパートは、踏切を渡らずにまっすぐ進んだ線路沿いにある。

 

今日みたいに、電車でいける場所で友達と飲んだあとも、電車で職場に行った帰りも、同じように改札を渡り、駅前の踏切の道路を渡って、家に帰った。

 

改札を出て、踏切の反対側には小さな書店があり、道路を面した隣には松屋がある。右斜め前には、パチンコ屋と、大きな郵便局も見える。

 

一番よく使ったのは松屋。働きはじめでまだお金がない時には、牛丼と豚汁の500円のセットが贅沢品だった松屋だ。いつしか、宿直明けに行って朝定食を頼むのが好きになっていた。

 

家に向かってしばらく歩くと、左手にはケーキ屋と焼肉屋があり、その奥には最近できた寿司屋がある。今の家に3年強住んでいたけど、焼肉屋は最近はじめて行った。店員のお兄さんの包丁捌きが素晴らしくて見とれていた焼肉屋。味もおいしかったけれど、もしかしたら、もう二度と行かないかもしれない。

 

まだ行ったことのない、寿司屋さんも、もしかしたら、これから先も行かないかもしれない。

 

駅から少し離れたところに、明日引越しをする。

 

最寄り駅はそのまま、大して遠いわけではないし、僕にとっては慣れた街の一角。

それでも生活は変わる。

 

これまで当たり前のように見ていた風景を見ることが珍しくなる。

歩いて行っていた駅に、自転車で行くようになる。

 

これまでたくさん引越しをしてきたけど、近くに引っ越すのは、今回が初めて。

それでも、生活は変わる。

 

引越し前夜。

片付けて生活感のなくなった部屋の中で、小さな切なさとワクワクを感じながら、文章を書いている。