考え事と生活の記録

とりとめのない日々の記録です。

縁と緑

・職場の法人がやっているカフェで、「まちくさ物語展」という少し変わった展示をしている。その展示の内容に合いそうだと思って、福祉ホームの本棚に置いていた「小さな風景からの学び」という本をカフェで働く先輩に飾ってもらったら、近所に住むおばさんが、この本をとても気にってくれて、毎週土曜日にこれを読むためにカフェを訪れてくれるようになったらしい。

 

好きな本を読みたくてカフェに行く経験、僕も何度かしたことがあって、僕の場合、本は実は、半分はカフェに行くための口実でもあったりするのだけど、好きな雰囲気のカフェでおもしろいと思える本を読めるのは二重の喜びで、そんな楽しい時間に貢献できたと思うととても嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

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・今回一緒にカフェを訪れた方が、春日大社の縁結びの話をしていた。毎年家族で初もうでに行き、縁結びのアクセサリーを買うらしい。縁結びって、恋愛だけじゃなくて、仕事での出会いとか、大事に思える友人との出会いとか、いろんな縁があるっていう話。なんだか今の自分には、とても救いになる話だった。いろんな人に支えられながら生きている。

 

 

 

 

・台湾人のお坊さんの知り合いがいて、久しぶりにzoomで話をした。

菩薩道(大乗仏教)の考えもとに生きていて、生活のすべてが修行だと話すお坊さん。

はじめて会ったときに、ネットフリックスで「聖☆おにいさん」のアニメを見て日本語を勉強していると話していたからっとした笑顔が見ていて気持ちいい、溌溂としたお坊さんだ。

 

偶然、このお坊さんも、縁の話をしてくれた。

出会った人すべてには縁があって、濃い縁と薄い縁があって、考えに共感して仲良くなれる人は濃い縁で、そうでない人や距離の遠い人は薄い縁だけど、薄くても大事じゃないわけではなくて、いつかまた縁が濃くなるかもしれない。共感しあえる時が来るかもしれない。

そんな話。

 

ゼロか百かじゃなくて、違う人も、距離が遠くなった人も、ブログでつながっている人も(笑)

お坊さんみたいに、知り合った皆の幸せを願って生きたいなとそんなことを思う日だった。

 

 

 

 

・夕方ごろ、奈良、大安寺の近所を散歩。

引っ越したおかげで、近くなのに知らない場所がたくさんできた。

 

平城京の頃からの歴史の長さを思うと、自分の人生の短い時間の悩みや苦しみなんてちっぽけに思える。奈良は好きな場所だ。

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