考え事と生活の記録

とりとめのない日々の記録です。

外に開く

 

わけあって自己防衛的な軽躁状態になっていて、最近ブログを書くことが多くなっている。

 

大学で臨床心理学や精神医学を勉強してたおかげか、デンマークのフォルケホイスコーレで自己理解を進めたおかげか、ストレスフルな状況のときにメンタルケアをするのが多少は得意になった気がする。

 

自然を感じられる場所に身を置いたり、人と話したり、こうして気持ちを書いたり、興味のあることに没頭してみたり。

 

今日は職場の同僚がデンマークの福祉について教えてほしいと言ってきて、鴻池のスターバックスデンマークのペタゴーや社会福祉制度についていろいろと調べたあと、その同僚に話をしていた。

 

4年前の留学中の学びは一番関心がある分野以外は基本的に広く浅くだったから、今回話すためにデンマークの子供・教育省のホームページから現在のペタゴーについて調べ直すのはとてもおもしろかった。

デンマーク語のページも、英語翻訳と日本語翻訳を同時に開けば結構スムーズに情報が得られる。

保育や教育、障がい者福祉などにも携わる支援員の資格Pædagogは、日本でも注目されているのだけど、養成カリキュラムがおもしろくて、たとえば選択科目のなかにアウトドアライフなんていうのがあるのもいかにもデンマークらしいなと。

 

 

www.ug.dk

 

 

デンマークで田舎の学校で過ごしていたころ、空いた時間に雑木林を散歩したり海までサイクリングしたり、学校の庭で焚火したりする日々を送っていて、人工的でない、自然豊かな環境に身を置くことがどれだけ大事かを思い知って、登山をするようになった。

 

2年後、フィンランドの森を歩く経験をしてから奈良に帰ってきたあとで、奈良市にはフィンランドのような住宅地のすぐそばの森はないけど、平城宮跡はあるから時々そこに行くようにしようと思って、ぼけーっと遠くを見ながらお酒を飲んだり、ベンチでコーヒー飲みながら読書したりするようになった。

 

いまでも、この風景には癒され続けている。

今日は、夕方ごろのもわっとした中途半端な蒸し暑さと、時々吹いてくれる風が心地よくて、課題レポートを終えた後で訪れて、本を読みながら贅沢な時間を過ごしていた。

 

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京都で学生してるときは、鴨川が近くにありさえすれば将来庭付きの家なんていらないなあなんて思っていて、奈良にすんだら、平城宮跡があれば、天気が良い日はカフェに行く必要もないなあなんて思って。

 

自転車で帰る途中、車で混雑する大通りを自転車でストレスなく駆け抜けて、車そろそろ買おうかと思ってたけどやっぱいらないなあ、なんて思って。

自分を開いていけば、たくさん大事なものが入ってきてくれるような、そんな気がした。

 

 

 

なんか詩的なブログになってしまったな・・・。笑

 

また明日から、レポートに仕事に、精を出そう。