考え事と生活の記録

とりとめのない日々の記録です。

日課日記114「豊かさ」について②

 

 

寝ぐせがなかなか直らない日。

 

前回のブログのことで、友人からlineでコメントをもらって、今日も仕事の合間になんとなく「豊かさ」について考えていた。

 

奈良に住み始めたころに豊かだなと思ったのは、職場の人をはじめとして、手作りで何かをすることが好きな人が多いこと。

奈良の南部に住んでいるある人が、「田舎すぎて近所にパン屋さんもないから友達と集まったら仕方なく自分たちでパンを作る」なんてことを自虐的に話していて、当時パンを作ったことがなかった僕は、それっておいしいパンをパン屋で買うよりも豊かじゃないか、なんて漠然と思っていた。

 

 

奈良は、物づくりを好む人が多いと思う。

田舎の方が土地や時間があるから、自分でピザ窯を作ったり、趣味で木工をしていたり、誰にも真似できないような独創的なアート作品を作っていたり。

 

僕も触発されて、使わないタンスの引き出しを使ってテーブルを作ったり、スコーンを作るようになったり、自転車にペンキを塗ったり、渋柿をつるしたり、簡単なことだけど、手間をかけて何かをすることに挑戦するようになって、その楽しみを覚えた。家庭菜園をちゃんとやるようになったのも、思えば奈良に来てからだった。

 

時間に余裕があるからできること。

他の人の評価とか、何かの目的のために手段としてやるんじゃなくて、純粋に楽しいと思える時間の使い方。感性を研ぎ澄ますように、自分が良いと思うものを作っていく。

 

これも豊かさだと思う。

 

 

昨日、「豊かさとは、どれだけ与えられるか」だというネイティブアメリカンの話を書いた。

見返りなんかどうでもよくて、自分が良いと思うものを誰かにも経験してもらったり、誰かのニーズを満たすことは、それ自体が快感だったりする。

 

たまたま今日、おもしろい記事をnoteで見つけた。

note.com

 

鹿やイノシシの肉を、500キロくらい、いろんな人にひたすらタダで配り続けた話。笑

これくらいできたら、めっちゃおもしろいし気持ちいいだろうなと思う。

 

 

個人主義とか、貯蓄や投資が大事って言われたりとか、そんな時代にね、逆行するようなことをやっていったら、それは確かにおもしろいと思う。

 

僕の職場は、お菓子とか果物とかを事務所に置いておいて、好きな人食べてねって、食べものをシェアすることがめっちゃ多いんだけど、それを加速させて、「普通シェアしやんやろこんなもん」ってものを、シェアとかギブできたらやっぱりおもしろそう。

 

シェアの文化を自分から加速させる。見返りを求めず与えてみる。社会実験。

 

お金で何かを買って、自分の欲を満たすのって、やる前からある程度想像がつく。

だけど、他の人に何かを与えまくることで何が起きるかって、あんまりやったことないからわからない。

 

1円でも受け取ってたら、もう今頃続けてないですよ。だってそんなの普通だもん。今までずっと金もらって生きてきたんだからさ、もらっちゃったら普通だし、そこには何の新鮮味も面白さも葛藤も混乱もない、考察も悩みも生まれないですから。

中村安希さんの本を僕は年末に友人からタダでもらっていたので、恩送りのつもりでちょびっとサポートをしてみた。自分が作ったものや、手を加えたものは、人にあげやすい。

 

 

自分の世界にとどまらずに、他者を含めたコミュニティをどんな風に変えていけるか考えるのもまた、豊かなことかもしれない。

 

 

 

最近は、コミュニティの中で潤滑油になることのおもしろさについても考えている。

これについてはまたどこかで発信したい。

 

●運動

利用者さんと1時間くらい川沿いをウォーキング。

 

 

●読書

朝少しだけ論語。これから、友人が送ってくれたYAMADA KANAEさんの「四半世紀航海」を読む。

 

●料理

職場で陽性者が複数出て、自分ものどの調子が悪いので仕事終わりに大根を買って帰り、大根のはちみつ漬けを作って食べる。

あとは、鱈と豚肉と白菜と大根の鍋を作り、水菜のサラダなどと夕飯に。

職場の人にもらったみかんも。

 

 

昼の弁当は、白菜玉ねぎウインナーしめじを粉末のコンソメで味付けた炒めもの。

これが絶品だった。粉末コンソメを炒め物に使うのはとても良いかもしれない。