考え事と生活の記録

とりとめのない日々の記録です。

読書メモ

 

今月分のレポートと精神科実習の事前課題をどうにか明日提出できそうで、

21時半ころ、キリのいいところで今日の分は終わりにして、夕食を食べながら久しぶりにテレビを見た。沖縄返還。15日で50年。50年、決して短くはない年数だけど、とても長いかと言えば、そうでもないように思う。

 

ニクソンショックで円ドルの相場が変動し、円ドル交換前にドルの価値が急降下することで混乱する当時の沖縄の様子や、その対策の様子など、想像したこともなかったのでとても興味深かった。

 

 

www.nhk.jp

 

 

3mのHDMIケーブルを買ってから、PCをテレビにつないでネットフリックスばかり見ていたけれど、たまに見るとテレビはおもしろいし、いろんな方面への関心を持たせてくれる。凝り固まった頭をほぐすのにも役立つ。

 

 

 

●読書

赤ちゃんポストの真実」という本をメルカリで買ったのが届いて、夜に読んでいた。

図書館で借りた、「なぜ、わが子を捨てるのかー「赤ちゃんポスト」10年の真実」に続いて2冊目の慈恵病院のこうのとりのゆりかご関連の本。

こちらも、とてもおもしろい。赤ちゃんの出自がわからず、大きくなった子どもが自分の生い立ちを知ることができないことに対する筆者の問題意識から生まれた本。「匿名性」を担保することに対する疑問。

 

赤ちゃんポスト、特に地元の熊本のメディアでは賛同する声が多いのか、これを書くことで批判されることを覚悟していたと、あとがきに、著者の森本さんが書いていた。これぞジャーナリストって感じがして、かっこいい。

 

まだ少ししか読めてないけれど、1年半前に亡くなられた創始者の蓮田太二さんのインタビューも載っていて貴重な本だと思う。このテーマについてのノンフィクションは、とても興味深い。

出産とか、性、生といった、人間にとっての根源的なものがたくさん描かれているからかもしれない。不倫の末生まれた子供が、預けられ、自分の出自を知ることが叶わず(その事実も知らぬまま)生きていくことが、どういうことなのだろうかと想像する。

 

想像しても、わからないし、どうにもならないことなのだけど、なぜかやたらと、心揺さぶられるものがある。