3日ほど滞在した博多から関西へと戻る夜行バスで書いている。
博多のバスターミナルはお風呂があったりリラックスできるスペースが広かったりしてとてもいい。
トイレがもう少し清掃入ってくれてたら申し分ないんだけど、贅沢言っちゃダメだな。
風呂上がりに、旅のお供に持ってきた「太陽の横」という山木礼子さんの歌集を読んでいた。
山木さんが子どもを生み、子育てをするなかで見たこと、感じたことを短歌にしてるんだけど、どの短歌も素晴らしい。
子育て経験のない男だから、31音で作者が伝えていることの意味がわからないこともあるんだけど、わからなさもまたおもしろい。
子どもを愛おしく思う気持ちやイライラ、夫に対する感情、育児疲れ、理不尽さ、いろんなことを表現しているのに、31音に昇華するとどうしてこんなに愛しいものになるんだろう。
昔、国語の授業の時間に教科書に載ってる短歌を読むのが好きだった。
そんなにたくさんは載ってないのだけど、リズミカルさとか、書きすぎないから想像を掻き立てられるところとか。
素敵な詩が、たくさん読める歌集というのは、贅沢だ。
自分は本当に短歌とか俳句を作るセンスがないのだけど、勉強して練習して自分でも良いのが作れるようになったら楽しいんだろうな