3日間、福岡や佐賀に行っていた。
目的は、自死遺族のラジオでゲストにも出てくれて仲良くなった方に会いにいくこと。
一緒にラジオをやっている友人と、タイミングを合わせて福岡を訪ねた。
お互い自由行動が好きだから、現地集合で、3人で会う時間だけ行動を共にした。
初日の夜に居酒屋で飲みながら喋り、翌日はいいかねパレットに行く予定をしていた。
飲みの席で、コテンラジオの話になり、そういえば株式会社コテンはどこにあるんだろうと思って調べたらたまたまそのときにいた飲み屋さんからすぐ近くで、会計を済ませてから3人で遊びに行った。
そこも廃校を利用した複合施設で、ベンチャー企業の事務所やコワーキングスペース、無料で使える図書室(ただし企業経営にかかわる本ばかり!)などがある、おしゃれな場所だった。
コテンラジオの人たちがこの場所で文献を調べてまとめたりしてるのか、実際のところはわからないけど、想像するとワクワクした。
翌日にいいかねパレットで遊んだあと、駐車場で車のなかで、3人で対面で収録をした。
その日の夜は、福岡の筑豊出身の人や、その研究をしている東京出身の民俗学の先生と話す機会もあり、福岡という地域にも興味が湧き、夜行バスで帰る前に図書館でも福岡のことを調べていた。
オンラインでいくらでも人と話せて、どこにいても情報を得られる時代ではあるけれど、実際にその場に足を運ぶことの意味は大きい。
今回、偶然コテンラジオの聖地巡りのような形になったけれど、
コテンのことがより身近に感じられたのは嬉しいことだったし、ベンチャー企業がたくさんあって、飲みの席でいろんな人と繋がって話をする文化が根付いている地域性が、新しいものをどんどん生み出していくんだろうなと肌で知れたことは大きかった。
それに今回、直接会えたことで、これからも仲間として活動していけるイメージがより強く持てた。
実際に足を運ばないと、筑豊の炭鉱の歴史を学ぼうと思うこともなかったと思う。
沖縄でもするのだけど、現地の図書館でその地域の歴史の本を学ぶと、より強く記憶に残る気がする。
帰りの電車のなかで、コテンの深井さんの連載インタビューを見つけて、
それがとてもおもしろくてまた刺激を受けた。
社会に働きかける、新しい取り組をはじめる自分にとっての教科書のような存在だ。
コテンのある建物にいた記憶があるから、自分もそこで働いているようなイメージで勝手に刺激をもらいながら、前に進んでいきたい。
8月9日追記。
福岡で収録したwish you were hereの対話が公開されました。
良かったらお聞きください。