考え事と生活の記録

とりとめのない日々の記録です。

苦手な環境で無能な自分が嫌になったときに思い出すこと

前にも何度かこのブログで書いたことがあるのだけど、どうしても苦手な環境に身を置かないといけない仕事が時々あって、昨日がそれだった。

 

その環境では、車酔いのような状態で頭がぼーっとしてしまって、1年目の職員でもしないようなミスをしてしまったり、最低限のこともできないようになってしまって、ほんとうに自分が嫌になってしまう。

 

ただ、そんなときに思い出すと、気持ちを少し楽になる話がある。

 

 

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このPodcastも何度も紹介してるんだけど、コテンラジオの深井さんが、新卒で最初に働いていた会社が、仕事の内容に納得できなかったり、したいと思えないことが多かったりして、そこで働いているときは飲み会代の計算さえもミスして、自分はこんなこともできない人間なんだと思っていた、という話がある。

 

いま、バリバリに才能を発揮している深井さんでも、したいと思えない仕事をさせられるという、苦手な環境にいるときは、人並みの仕事もできなかったということ。

 

この話に救われる。

人が、どれだけ環境に影響されるか。相性の悪い環境で働いているときに、いかにパフォーマンスが下がるか。

 

相性の悪い環境っていうのも、僕の場合は、同じ空間に子どもがたくさんいる環境とか、わかりやすいものだけど、人によったら、苦手な上司のいるチームでのプロジェクトとか、人間関係によるものかもしれない。

 

とにかく、どうしようもなく苦手な環境ってのはあって、そこだと何年働いてもまともな仕事ができない、ということが僕はある。きっと他の人も多かれ少なかれあるんじゃないだろうか。

 

だけど他の仕事だとそれなりにできて、得意なものだと他の人以上にこなせてるわけだし、できないのは環境との相性のせいだから、自分が必ずしもダメなわけじゃないってことを、深井さんの話を思い出して、自分に言い聞かせるようにしている。

 

平野啓一郎さんの分人の考え方にも通づるものだけど、こう考えることで、自尊心があまり損なわれなくて済む。

 

とはいえ、やっぱりひどく疲れるので、その仕事は外してもらおう。うちの職場は、非常勤なら苦手な仕事を外してもらえるルールだから、もう無理するのはやめよう。