書きながら考えたこと。

奈良で暮らす20代の男の、とりとめのない日々の記録です。

パスタ、テレビのち散歩(病気の日の日記②)

 

インフルエンザの診断を受けてから3日目。

ようやく熱が下がってきて、頭痛もましになってきた。

 

出勤停止の5日間何もしないわけにもいかず、ネットフリックスで映画を見たり、テレビを見たり、本を読んだり、普段めったに買わない新聞をコンビニで買って読んでみたりしている。

 

そういった娯楽をひたすら受け身に享受し続けるのもなんだかつらいものがあり、多少元気が出てきたら、料理とか、物書きとか、「作る」方の活動もしたくなる。

インフルエンザで出勤停止になっている立場でブログを書くのもどうなんだろうという気がしないでもないけれど、書きたいものは仕方がない。

noteも使っているのだけれど、はてなブログの、”ブログ”という、個人的な空間に思える安心感は(実際はネット上に開かれてしまっているのだけれど)病気のときのような、少し殻にこもったようなテンションで書くのにはちょうどいい気がする。

 

 

 

1月26日(日)

 

今朝起きたら、なんとなく体が楽になった感じがした。頭痛も残ってはいるけれどふらふらするほどではない。体温を測るとまだ37℃以上あったけど、今日中には下がりそうだ。今日中に熱が下がらなければ出勤停止期間が延びて、さらに職場の同僚に負担をかけてしまうからそれは避けたかった。

 

近所の本屋に本でも買いにいこうと家を出る。少し歩くと、踏切越しの駅前の本屋のシャッターが下りているのが見え、日曜日は閉まっていることに気づく。電車に乗って定期圏内の駅の本屋にいくことも考えたけれど、それほどの体力はなかったから、本屋はあきらめて代わりに雑誌でも買おうとコンビニに寄り、ほしい雑誌もなかったので新聞とお菓子、豆腐とレトルトのパスタソースを買って帰る。

 

朝日新聞に朝食を小学校が週に一度提供する地域の話が載っていた。ネットでも調べたら、「親を怠けさせるな」などという反対意見もあったが、伊藤忠商事が社員向けに職場で無料の朝食サービスをしているくらいなんだから、小学生が学校で朝ごはん食べてもいいだろう。そもそも学校に朝食があろうとなかろうと朝ごはんを作らない親は作らないだろうし、親が朝ごはん作らないからって必ずしも怠けてるわけじゃない。むしろ親は基本大変なんだから怠けさせてくれと思う。

 

 

 

食欲が出てきたので、久しぶりにパスタを作る。

粗めのみじん切りにしたニンニクと舞茸とベーコンをバターで炒め、少量のめんつゆで味付けたものにゆでたパスタを加える。最後にさっきコンビニで買ったタラコパスタのソースを加える。昨日作った水餃子入りのスープや豆腐と一緒にいただく。美味だった。

 

 

ネットフリックスで映画を見る。

ミニマリズム: 本当に大切なもの」という映画で、アメリカの若い男性2人を中心としたミニマリスト持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人)たちが自国の大量消費の文化に警鐘を鳴らしながら、大事なものだけを所有して生きることの魅力を広めていくドキュメンタリー。シンプルさを求める物語が気持ちいい。小さな家で暮らすことは物を増やさないために大事らしい。自分のアパートの部屋も広くはないけど一人暮らしにはちょうどいいし、これ以上ものを増やしたくはないから将来も小さめの家で暮らしたいなと思う。

 

 

最近ようやくケーブルを買って地デジが見えるようになったテレビで、「 高橋一生の気ままにスナフキン 」という番組を見る。ムーミンのアニメでスナフキンの声優をしている高橋一生トーベ・ヤンソンの母国フィンランドを訪れる話。高橋一生の穏やかな立ち振る舞いや声が、この番組で描かれるフィンランドの静かで自然と調和した雰囲気に似合っていてとても良かった。

 

 

 

少しは体を動かしたほうがよさそうな気がしたので、近くの川に散歩に行く。

僕の住む地域には普段とても静かで、春には桜が綺麗な川がある。

東西に流れる川の東の方角には若草山が良く見え、川を横切るJRの線路の踏切に立てば、南北も同時に見渡すことができる。

 

 

今日は冬らしい一面真っ白な曇り空で、ほとんどすべての葉を落とした桜の木も、木の枝に停まっているシラサギも、散歩している近所のおばあちゃんも、なんだか穏やかで綺麗だった。

 

病み上がりには、低刺激な美しさが心に響くんだろうか。

 

 

フィンランドのサウナとか、森でキノコをとるとか、穏やかなものが好きで、そうした低刺激なものの魅力って、そこに自分の心を浸すプロセスにあるのかもしれない。美しいものに浸されていく心も含めて楽しいんだろうな。

 

味わっていく、感じていく、感受性を働かせるって意味では、穏やかで静かなものを味わうときのほうが、むしろ積極的なんだよな。

 

 

 

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