考え事と生活の記録

とりとめのない日々の記録です。

離婚後共同親権についていろんな人と喋っていて思うこと。

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離婚後共同親権について。

 

まあ、最近SNSを賑わせているテーマではあるけれど、

親が離婚をしている人で合ったり、虐待関係のNPOとか、その分野に関わる仕事をしている人が周りに少なからずいて、

自分も子供時代に家庭が円満ではなかったから、いろんな人と話をしている。

 

ちなみに僕は、幼い頃に母が死んでいるので、強制的に父親のみの親権となり、

だけど主に父方の祖母が育ててくれたので、実態的として祖母に親権があったような感じがする。(法的には違うけれど。)

 

 

とある友人は、「母が精神疾患だったけど母のもとで母の親権で育った。けれど、(別居したあとで子や母を気にかけてくれている)父親にも、自分や家族の状況がちゃんと伝わった方がよかった」と話す。

 

離婚後共同親権のメリットもある。

 

両親の仲たがいではなく、そのさらに親どうし(子供から見たらそれぞれの祖父母)の相性が悪くて、離婚に追い込まれる夫婦もいるので、そういった場合も共同で親権を持てるといいかもしれない。

 

 

両親双方の合意があった場合の共同親権を認めることには僕は今のところ賛成している。

問題は、実際に子育てをしている親の方が、別れた側に親権を持たれるのが嫌だと思っているケースで、何度も共同親権を求められるようなケースだろう。

 

親権は、面会交流の権利ではなく、子に関する重要な決定をくだす権利のようだけど、

離婚後の親と子の関わりにおいては、親権の前に、養育費等の義務が果たされるべきだと思っている。

 

このyoutubeで語られているけれど、結婚中の夫婦でも、父親の養育時間は母のそれの4分の1程度で、あまり養育をしていない。だけど権利はある状態。

 

離婚して別居していたらなおさら育児負担には差が生まれるだろう。(月一で面会したり、出かけたりするケースは多いのだろうけど。)

そのなかで権利が対等に認められるというのは、いびつと言わざるをえない。

 

 

 

 

 

www.youtube.com

 

 

 

 

共同親権や子の養育の問題には、男女の賃金格差とか、夫に養ってもらいたいと思う(主婦願望のある)女性がまだまだ多いこととか、日本の法律があまり女性を守ろうとしていない問題とか、不払い養育費を建て替えない政府とか、そもそもの家父長制とか儒教的価値観とか、いろんなものが複雑に絡んでくる。

 

ぼくはリベラルな方だとおもうけれど、保守的な考え方にも良い部分はあるし、メリットがあるから文化として続いてきた側面もあるだろう。

個人主義より家族主義の方が優れている部分もあるに違いない。

 

いろんな意見があって当然だし、それぞれの立場から考えを伝えて議論することが大事だと思う。

 

そのうえで僕が思うのは、弱い立場の人が守られる法であってほしいということと、これを機に、家族というものについて考えて自分はどんな意見を持っているのかを、ひとりひとりが自覚することには、その後の建設的対話のために、意義があるんじゃないかということだ。