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昨日、うつで離職をしたNPOの先輩と飲んでいた。
まあ、その組織は、今もいろいろとてんやわんやな状態で、一部の仕事を業務委託的に担ってほしいとSOSが来ていた。
それとは別に、その先輩の新しい事務所に遊びに行きたいと前から思っていたので友人と一緒に行っていたのだけど、いろいろと話が盛り上がって楽しかった。
離職をしたそのNPOに、2年前、就職することにした当時の判断は、なんだかんだ間違っていなかったなと、今では思える。
うつになったくらいだから、当時は相当苦しいことがあったし、いまも正社員として戻りたいとは思わないけど、飛び込んでみたから見えてきた景色や、学んだことはたくさんあったし、理念に共感する組織で、ボランティアをしていた時代とは違う形でまたこうして関わることができるようになったのだから、まあ、良かったなと思っている。
鬱になるまで、後戻りできないと思っていたけれど、本当はそんなことはないのだった。
辛いと思ったら、丁寧に状況や、自分の気持ちを伝えて、やめる、離れるという選択肢があっていい。ないと、自分が思っていただけで、本当は最初からあったはずだ。
一度どうしようもなくなってやめた経験をしてから、自覚できたことだけれど。
組織をやめるにしたって、必ずしも、関係が悪くなるとは限らない。
相手をリスペクトもしながら、丁寧に事情を伝えて離れる形をとることができるなら(ある程度の器用さとか、感情のコントロールが求められるけど。)、いい関係を維持できるし、その自身さえあれば逆に、怖がらずに深く潜っていくことも自由にできる。
休職、離職をしたあとで、その組織の人と改めて関わりをもつようになってから、
そんなことをよく思っている。