考え事と生活の記録

とりとめのない日々の記録です。

あのころ、もっと人を頼ればよかった。

 

 

podcastを友達と録って、そのとき出てきた話題から連想したことをnoteに書いて、さらにそのnoteの内容から気になったことを今からはてなブログに書こうとしている。

 

自分のなかで勝手に連想ゲームをしている。

 

秋、10月下旬、仕事終り。仕事の後半で子どもと走り回って、交感神経優位なままで家に帰っていまいちリラックスもできないままこれを書いている。

 

最近仕事終わりにお酒を飲むことが多くて、休みの日もなんだかんだ飲んでいて、毎回少量なのだけど依存みたいになってるのがいやだから今日は飲まずに、もう歯を磨いてしまった。

 

そんなことは本当にどうでもいい。個人のブログだからって、あまりにもどうでもいいことを書きすぎている。ブログも、もうちょっといい文章を書けるように意識したほうがいいかもしれない。

だけど、感動できるとか、おもしろいとかって、実はエネルギーを使うんだよな。沸き起こる感情に費やすエネルギー。

 

だから僕はやっぱり、どうでもいいことが書きたい。

 

時々はちゃんと、よさげな事も書くけどね。

 

人と違う生き方が不安で、そんな自分たちを肯定して慰めあっていた学生時代を振り返ったこないだのpodcast。「ゆっくり歩こう」の第4回。ほんとに僕の声が聞き取りずらくて何言ってるかわからないし、聞いてる人からしたら何がおもしろいかわからないところで、自分たちだけで笑っちゃったりして、なんだか申し訳ないくらいの内容なんだけど、話したあとで、当時のことを改めて思い出してnoteに書いた。

 

ぼくは就職を決めずに大学を卒業して3ヶ月デンマークに留学したんだけど、結局デンマーク留学から帰ってきてわりとすぐに仕事は決まった。縁があったところが男手を必要としていてラッキーだった。

だけど最初2ヶ月はアルバイトだったから稼ぎも少なくて、貯金も底が見えてきて。だけど勤務時間も長いなかで京都から奈良に通うことに限界がきて引っ越すことにして、そこでお金もかかって。

 

たしか正社員になってから1ヶ月くらいのとき、口座の残高が1300円とかで、給料日まであと4日あった。すでに親には少し借金をしていて、あとは、兄に頼ることもできたのだけど、昔から、育ての親である祖母に、「借金はしてはいけないし、友達に金を貸してはいけない」とさんざん教え込まれていたから、それ以上借金をしたくなくて、兄にも言い出せなかった。

 

いま思えば、クレジットカードを使ってスーパーで食料を買えばよかったのだけど、その発想すら当時の自分にはなくて、松屋の牛丼も贅沢で、昼ごはんに持ってく弁当も、卵もやし炒めとかでしのいでいて、体力のいる介護の仕事で、勤務中ほんとに力が出なくなって、たまたまシフトに少し余裕があったから、早退させてもらったことがあった。

 

もうどうしようもないから、兄にお金を借りることにして、預金の1300円のうち、ATMで降ろせる最後の1000円を下ろして、近くのコンビニで焼き鳥や豚まんを買ってカロリーを摂取したら、わりとすぐに元気が出た。

介護の仕事をするなら、食べないとだめだってことを痛感した。

 

人を頼ることに、慣れていなかった。

いまだったら、同じ状況だったら、同僚にだってお金を借りられる。

当時はまだ関係性ができていなかったってのもあるけれど、事情を説明すれば、5000円くらい貸してくれる人は周りにいくらでもいたと思う。

 

だけど言えなかった。自分の生きるためのお金くらい、自分でやりくりしないといけないと思っていた。弟に貸したお金を踏み倒されたトラウマからか、孫にお金の貸し借りをいけないことだと強く教えていた祖母の言いつけを、あんなに堅く守らなくたってよかったんだ。

 

困ったら、人に言って助けてもらう。生きていくうえですごく大事で、できる人にとってはすごく当たり前のことなんだけど、僕は25歳になっても、それができなかった。

自立することばかり教えられて、人を助けたり、困ったときに助けてもらったりすることを、知らなかった。

 

苦労することが悪いかどうかわからないし、当時のあのしんどさも、ないよりあった方がいいって思うこともできるかもしれないけれど、ただ、倒れそうになるまで我慢する必要はなかったなと、今となっては思う。

 

しんどかったら誰かに助けてもらったらいい。恥をかいてもいい。

その代わり、困っている人がいたらきちんと助けてあげたいし、できれば、誰かが困っていることに、こっちから気づいてあげたい。

 

あのときは、誰かに気づいてほしかったんだよな。誰にも言えなかったけど。

 

でも、みんな超能力者じゃないから言われないとわからないし、言わないでもわかってほしいなんて、甘えすぎていたなと思う。

しんどかったら、ちゃんと伝える。話せる人、弱音を吐ける関係の人を作っておく。

 

いま改めて、大事にしたいと思う。

 

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