考え事と生活の記録

とりとめのない日々の記録です。

半径500メートルの楽しみ

仕事終わりに、ブラックニッカのウイスキーをカルピスソーダで割って飲みながら書いている。何か書きたいテーマがあるわけじゃないけれど、何かを書きたい気分だ。

 

スマートフォンspotifyで、NHKニュースを流しながら書いている。

千葉県で、医療に繋がれずに赤ちゃんが亡くなったニュースは、とても悲しい。

だけど、オリンピックをやってるんだから、と、自粛せずに過ごす人たちの気持ちもわかるし、何か月も自粛してたら、その間に別の理由で死ぬことだってあるかもしれない。

 

自殺する人もいる世の中で、長く生きることを目指すことに、どれだけの価値があるかもわからない。

生きたいからワクチンを打つ、むしろ、リスクがあるから打たない。生命へのこだわりをもとにした、それぞれの考えや主張が、むなしく思えることもある。


内戦で簡単に人が殺される国があって、精神病院に入院する人たちは先進国でも感染対策のためのまともな配慮もされず、一人の命の価値に、大きな格差があるように思える。先進国に暮らす恵まれた若者たちが、自分や周りの人たちの命を少し軽視したからって、そのことを誰が責められるだろう。

 

 

 

僕はというと、感染状況や雨を理由に、堂々と家で長時間過ごせることを、心地よく思っている。8月は少人数ではあるけれど、少し遠くに住む友人に会うことも何度かしたし、これからも人と会う予定がある。一方で、予定のない日に、一人で家で過ごすことも、とても楽しんでいる。

 

LDKでの一人暮らしが始まって、家で過ごす時間が増えた。自分は人に影響を受けやすい性質(たち)で、パートナーだった人が、外にいる時間が長い人だったから、その影響か自分も休みの日は外にいることが多かったのだけど、今は家で過ごすことをとても楽しんでいる。

 

 

半径500メートルの楽しみ

今の家が、少し駅から遠いこともあり、電車で出かける機会が減った。その代わりに、図書館がすぐ近くにあり、スーパーも、バッティングセンターも、植物屋さんもドラッグストアも、珈琲屋さんも、すぐ近くにある。いま、googlemapで調べたら、ほとんどが半径500m圏内にあった。スーパー銭湯も、700mくらい。

 

以前、 平川克美さんが本で、半径3キロメートル圏内の暮らしの勧めを書いている。

それよりも、ずっと近くて、ずっとローカルだ。

 

休みの日は、ほとんど家にいて、図書館で借りたり、書店で買ったりした本を読んで、珈琲が切れたら近くのコーヒー屋さんに豆を買いに行く。おもしろいテレビがやっていたらテレビを見るし、GEOで借りた漫画を読むこともある。

食事は、近所のスーパーで買った食材で料理をしたり、総菜を食べたり、たまに一人で安いお店に外食をしたりもする。

夕方になると、バッティングセンターで体を動かし、夕食をとったらまた本を読んで、シャワーを浴びて、たらいで洗濯をして脱水機で脱水してベランダに干し、また本を読んで眠くなったら寝る。専門学校の毎月4本のレポートは、集中してやれば3日でできることがわかったので、月の後半に後回し。

 

あんまり動かなくても、悠々自適な暮らしだ。

 

これまでは、旅をしたり、少し遠出をすることに喜びを感じていて、休日家にいることがとても少なかったのだけど、家で過ごす休日というのは、省エネで、だけど内面的には充実していて、全然暇じゃない。

 

元々インドア派の人からすれば当たり前なんだろうけど、これまで、休日は外で過ごしてばかりの人だったから、家や近所だけで楽しめることが、とても新鮮だ。

 

今さらだけど、本の世界は無限大で、海外での生活を綴った本を読めば海外旅行と同じかそれ以上にその土地のことがイメージできるし、近くに図書館があれば、同じテーマの本を何冊か借りてきて、簡単にその分野に詳しくなることもできる。ちなみに、最近の関心は選挙制度で、海外の選挙制度のこととか、日本の選挙制度の問題点とか、いろいろ読んでいる。

 

本に、映画に、漫画に。一人で家でできる娯楽は無限にある。

 

遠くの友人と時々電話をしたり、外に出たくなれば散歩をしたり。

 

まだまだ、コロナ禍でも、まだまだ、雨が続いても、全然やっていけるなあと思ってしまう、今日この頃。本業の福祉の仕事が、このご時世でも安定して続けていけるってことが、大きいのかもしれないけれど。