今日も、最近感じていることをさくっとメモ。
周りの人たちと同様、ぼくも随分ウクライナのニュースに衝撃を受けているし、力を持つものがそれを振りかざすときに、周りが止めることができず、結果として力を持つものの思い通りになってしまいかねないことへの無力感や恐怖も感じている。
ウクライナの被害が最小限に収まることと、このような方法でロシアが勢力を拡大しないことを心から祈っている。
もうひとつ、ショックというのとは少し違うのだけど、最近陰鬱な気分になったきっかけがある。
兼ねてから時折ニュースなどで目にする、入管における外国人迫害の問題が、ドキュメンタリー映画になったらしい。尊敬する人のnoteで知った。
映画になったことで、多くの人がこの問題に関心を向けることができれば、それはとても前向きなことなのだけど、映像という形でよりクリアに暴かれた現実には、目をそむけたくなるものがある。とはいえ、目を背けてはいけない気がする。
いつかしっぺ返しを食らうとしたら、その犠牲になるのは、たまたま今恵まれた立場にいるだけで何もしない僕らだと思う。
吐きそうになってもいいから、映画は必ず見よう。
関西では、京都シネマで3月4日から公開される。
入管収容所であっても、一時保護所であっても、その他「普通の人」の枠から外れた人のための施設であっても、同じ構造がある。情報は公開されず、パターナリズムが支配し、外部からの影響をほとんどうけない。最初は「これはおかしいのじゃないか」と思っていた職員も、いつの間にか現状に慣れていってしまう。
こういったガバナンス構造にこそ問題の本質がある。それが変わらない限り、問題は本質的に解決されないのだろう。
このような構造解決の第一歩は情報公開にある。当局が自主的に情報公開をしないのであれば、ジャーナリズムがその役割を果たすしかない。この映画は、その意味において素晴らしい仕事だと思う。今はまだ放映している映画館が限られているが、時間がある人はまず一度観てほしい。
いろんな問題が目の前にあって、本当にしんどくなる。
そんなときこそ、癒しの時間は必要だ。
植物を官能的に愛する発達障害の小説家、市川拓司さんの本、「私小説」をこのタイミングで借りていたのは運が良かったなと思っている。
りたりこ発達ナビのこの記事もおもしろい。
市川さん、自身が発達障害で、しかもヤングケアラーだったってすごい。
この人の人生が好きになった。
好きな小説を書く作家の、人生まで好きになったのは初めてだ。
この人がtwitterやインスタにあげている植物の写真はとても美しい。
植物や動物、好きなものを愛でる時間をもっと大事にしたいし、好きな本を読む時間も、もっと大事にしよう。
しんどいことと向き合うことと、好きなもので自分の気分を上げること、どっちも大事だ。バランスをとりながらやっていこう。
そういえば、パレスチナは今どうなってるんだろうと思って、久しぶりにTHE ELECTRONIC INTIFADAを開いた。