考え事と生活の記録

とりとめのない日々の記録です。

図書館旅行

県外へ一人で旅行をするのはいつぶりだろう。

一泊二日の岡山旅行、レンタカーを借りた。やりたかったことはいくつかあって、気になっている図書館へ行くこと、バードウォッチングをすること、観葉植物屋さんへ行くこと、猫カフェに行くこと。

どれも、自分が住んでる奈良でもできることばかりなんだけど、遠出をして違う土地でそれをすることが大事だ。それに、岡山の図書館や猫カフェは、岡山にしかない。当たり前だけど。


1日目、神戸に住む親の家によってバードウォッチング用の双眼鏡を借りてから岡山へ。新見市立中央図書館というところに行くことに決めた。

調べたら岡山はおもしろい図書館がいくつかあって、そのなかでもなかなか行く機会のなさそうな、内陸部の図書館にした。

高速が高いから下道で行ったら全部で7時間くらいかかった。途中の休憩とか、道間違えたのとか、もろもろ含めて。

情報を減らして、余計なことを考えないようにするために、車のなかではCDでスペイン語を流していた。

何言ってるか、ほとんどわからない。
わからないのがいいし、異国の言葉を旅行中に流すと旅気分が増して楽しい。

岡山のドライブは、緑が深くて、雄大な川の奥に手つかずの林があるような道も多くてとても気持ちよかった。

岡山の内陸部を高速使わずに走ったのはたぶん初めてだ。こんなに素敵な場所だとは知らなかった。


夕方5時半くらいに、ようやく目的地の図書館に着く。全面ガラス張りの二階から川や山を眺めながら本を読める。サイコーのロケーション。カプセルホテルみたいに、閲覧スペースが区切られているのも心地よかった。自分だけの場所で、集中して読書ができる。


岸田奈美さんの「家族だから愛したんじゃなくて…」を図書館で読んだあと、岡山駅近くのホテルに戻る車のなかでstandfmを録っていたら、なぜか喋りながら泣きそうになった。

なかなかに情緒不安定だ。
まあ、一人旅のときくらい、悲しみに耽るのも悪いことじゃないってことにしておこう。