タイトルから予想できる通り重ための内容です。
しんどくなりそうな方は、お気をつけて。
宇都宮で、幼い兄弟が亡くなった母子心中未遂(母は重症)があったらしい。
10年くらい前大学生だった頃に子殺しや親子心中関係の論文を読んで考えていた時期があったが、今となっては事件の親側が自分と同世代であって、なおさらどうにかできないものかと思う一方、当時のような動揺がないことに驚く。
自分は、子が生き残った方の母子心中未遂(母は死去)を経験していて、この問題には関心があったが、他にもいろいろしんどい事象を経験するうちに30年前に自分が経験したことについては随分冷静に考えられるようになった。
それはさておき。
21世紀に、親子心中とか虐待死とか、いい加減どうにかならないものかと思う。
「子を殺した親が養護される風潮はおかしい、殺人なんだから、殺された子の側に立って考えるべきだ」という言説も理解できるが、
育児に強いストレスがかかることなんて常識なわけで、しんどい状況を悪化させてしまって解消できない状況に問題があると捉えるしか解決の糸口はない気がする。
親に育児の責任があるという考えも親を疲弊させるだろうけど、家族の問題は家族のなかで解決すべき、みたいな感覚もSOSを出しにくくしているだろうし、そもそも外から各家庭の状況が見えなさすぎるというか。
育児支援の制度や取り組みは増えて来ているはずなんだけれども。
分からないことが多すぎるので、ちょっと本を読んで勉強することにして、Amazonで注文。
こういう研究って少ないと思うのだけど、ありがたいことに3年前に本が出ていた。
学んだところで一個人にできることなんてしれてるかもしれないけど、何もしないよりはマシかなと。