今日読んでいた、「精神医療」の雑誌が、精神医療国家賠償請求訴訟についての特集号だった。
40年近く、不必要に福島の病院に入院していて、3.11がきっかけで退院できた伊藤さんの話。
自分の40年を弁償してほしいと言ってるんじゃなくて、
いまも入院を続けているたくさんの人たちのために戦っている訴訟。
勝ち目がないと言われても、訴訟に踏み切った伊藤さんのことを、知ってほしい。
学校運営にしたって、警察組織にしたって、行政にしたって、
物心ついたときから当たり前に存在しているシステムが、必ずしも良いものであるとは限らなくて、
和を尊しとするこの国で、
裁判をしてでも、一人ひとりに訴えていかないことって実はたくさんあって、
誰かのために、何かを動かそうとする勇気を応援したいし、自分もそうでありたいと思う。