考え事と生活の記録

とりとめのない日々の記録です。

四連休二日目、スマホ放置京都、家族を超えて生きる

*昨日の夜に書いていたブログ、書いていたら途中で眠くなって寝てしまったのだけど、なんとなく、今年最後にはてなブログを更新しておきたかったので、翌日に続きを。たいしたことではないのだけれど。

 

 

 

 

12月28日。

久しぶりの4連休の2日目(ということは31からまた働くわけだ)

 

スマホを家に置いて京都にでかけた。

(詳しいいきさつはコチラ)

stand.fm

 

ポケットにスマホがないことで、駅のホームでも電車でもぼけーっとできて、

歩く間も音楽もpodcastも聴かずに、ただ頭に浮かんだことを考える、それだけ。

 

暇になることが必要だったし、遠くを見ることも、いま自分がいる空間に意識を向けることも必要だったなと思う。

半日スマホから離れていただけで、ずいぶん頭がクリアになった。

 

どうでもいいようなことを考える時間も必要だった。

映画を見に行こうと思って、いろんな人に勧められたスラムダンクと、京都シネマでやっている、台湾で映画の音声を作ってきた人の話の2択で迷って、後者にした。後者にして正解だったな。

 

熱い気持ちになると、やがて冷めるときが来るわけで、省エネになりがちな冬は、カベポスターくらいのテンションでじわじわ楽しむのが良い。

スラムダンク、見るとしても、年明けだな。

 

 

映画のあと、同じ建物にある、いろんな香りを置いているオシャレなお香屋さんで久しぶりにお香を買う。サボテンの香りが妙に惹かれて、購入。

 

 

そこから京都地下鉄で北大路まで行って、北大路通りを歩いて高野へ。

前にも歩いた気がするけど、北大路駅から高野までは、地味に遠い。

途中、賀茂川と高野川を超える。

 

高野は、大学時代に暮らしていた懐かしの場所。

 

ここ数年、まともな送り火ができていないせいか、高野橋から北に見える五山送り火の「法」の字がかなり崩れていて、なんだかちょっと心配になった。

 

開いてるかどうか調べずに行ったのだけど、大学時代に時々自習で使っていた大垣書店のカフェは今も変わらずやっていた。書店の扉を開けると漂う、ここならではのカフェの匂いが毎回とても懐かしい。店員さんも当時と同じ人がいて嬉しかった。

 

材料費の値上げとともに他の商品は値上げしていたけど、ブレンドコーヒーは290円のまま。コーヒーを頼んで、持ってきた資格試験の教材を机に出して、大学の頃のように勉強をした。こんな贅沢な勉強の時間ってあるだろうか。

 

勉強の合間に、「「家族」を超えて生きる」という本を読む。

www.sogensha.co.jp

 

家族がしんどかった人や、自分の家は普通じゃないと感じていたすべての人にオススメしたくなる素晴らしい本。

家族との距離の取り方とか、自分の家が普通でないということの捉え方、精神疾患の人に対するまなざし、感情をコントロールするとか言語化するって、そんなに簡単じゃないけど生きる上でめっちゃ大事ってこととか、共感ポイント満載で、今度、勧めてくれた友人とstand.fmでこの本の話をすることにした。

 

 

日が暮れて、お腹が空いてきたので、一条寺のラーメン街をぶらり。住んでいた頃からお気に入りのラーメン屋、「つるかめ」がまだ営業していなかったので、206のバスに乗って、百万遍へ。

 

バイト先で、店長との関係がうまくいかずにやめてしまった店は、何年たっても入る勇気が持てず(味が大好きだからまた行きたいのだけど)、その近くのタイカレー屋さんへ。久しぶりにタイのビールも飲んだ。シンハービールの語感が懐かしい。

 

窓から百万遍の交差点が見える。この交差点、大学時代に2000回くらいは通ったんだろうか。今は立て看板はないけれど、たくさんの学生が行き来する様子は変わらない。

 

 

出町柳から京阪丹波橋乗り換えで奈良に帰ろうとしたら、丹波橋の駅で、自動車の線路への転落により電車が止まっているとのアナウンス。

自動車の転落?乗ってた人大丈夫か?と思って、翌朝ニュース見たら、怪我無かったらしくて良かった。詳細わからんけど、すごいな。

 

丹波橋から向島までいって、向島から40分くらい歩いて、JRの小倉まで行ってJRで奈良に戻る。

 

スマホ持っていなくても、地図見なくても、線路伝いにあるけば次の駅に着くし、他の人になんとなくついて行けば全く問題なかった。念のため方角を見失わないために、久しぶりに、月の位置を意識しながら歩いた気がする。

 

連休だから、何も慌てることなくて、こんなハプニングもむしろ楽しかった。

 

普段は奈良と京都って、電車で1時間足らずで行けて、その間の地域って、ただ通過するだけで意識に留まることもないのだけど、こういうことがあると、実は結構遠くて、間にいろんな町があったんだなーって思う。

 

就職が決まって京都から奈良に引っ越したときに、自転車を引っ越し屋さんの車に積めなくて大学にしばらく置いていて、後日、自転車で奈良まで乗って帰ったのを思い出した。たしか3時間くらいかかったんだった。

 

 

スマホを持たずに出かけるだけで、普段と違う経験ができてちょっと楽しかった。

最近は情報過多で、ゆるい記憶障害みたいになっていて、好きな作家の名前すら思い出せなくなってたんだけど、1日で随分頭がクリアになった気がする。

 

 

またやろう。スマホ放置。

必要なときだけ、使わせてもらいますね。

 

 

 

 

*

 

今年もたくさん読んでくれてありがとうございました。

皆さん、良いお年を。