考え事と生活の記録

とりとめのない日々の記録です。

「ノーマライゼーションの父」N・Eバンク―ミケルセン(自分のための読書メモ)

 

コテンラジオの障害の歴史編を聞き終えてから、あらためてノーマライゼーションについて学ぼうと思い図書館で借りた2冊のうちの1冊。

 

完全に自分のためのメモとして使ってます。

また思い返したいのと、アウトプットで定着させるため。

わけわからないと思うので読むことをあまりおすすめしません。

 

 

・バンク―ミケルセンの生涯について書かれている本

ナチスドイツに、強制収容所に入れられた体験や、たまたま社会省で知的障害のある人の部門についたなど、いろいろな偶然が重なってノーマリゼーションの理念を考えるに至った。

インナーミッションというキリスト教の中でも厳格な宗派で育ち、自由への希求があったことと、収容所での経験相まって、こうした活動を精力的にするようになった。

 

➡自分も、生い立ちが窮屈で自由を求めたこと、家庭環境から、平等への意識が強いことから、今のNPOでボランティアをしたあと働くようになった経緯があり、不遜ながら自分と重ねながら読んでいた。

 

感想

・死後30年たっても、特に精神障害のある人へのノーマリゼーションは日本では遅れている。精神科入院者約30万人、地域移行もまだまだ。また、ケアを社会が担えているかどうかの格差が地域によっても大きい。家族や、数の足りていない介護職への負担の偏りの問題も大きい。

 

・自分が一生かけてでもやりたいと思ったことに、仕事内外は関係ない。仕事時間外でもそのことに取りくみ、考え、人と話しながら考えを深めていくことをしないと、到底こんな大きなことは成し遂げられない。

 

・インナーミッションの家庭で育ったことによる、節制やストイックさがおそらくこの理念をここまで広げ、デンマーク知的障害者の環境改善を進めることに寄与したと思われる。自分もストイックに努力をすること。