朝5時半に目が覚めた。
二度寝をする前に、クラムボンンのlong lifeを聞きながら書いている。
最近は少し情緒不安定なのか、twitterに、あとでふりかえるとちょっと恥ずかしくなるような投稿をしてしまうことがあるけど、そういうのもあえて消さずにおいておこうと思っている。その方がなんか、面白い人生になりそう。
図書館の新入荷本のコーナーで、たまたま目にして手に取った歌集「湖とファルセット」が良かった。田村穂隆さんという、20代の島根の男性の歌集。
そのなかのひとつの短歌にひきつけられた。
それを読んだ感想を、たぶん、僕にしか書けない感想を書こうと思う。
ゆるすこと(ぼくの首を絞めようとする力を少しゆるくすること)
98ページに載っていたこの短歌に、惹きつけられた。
しばらく目が離せずにこの歌を凝視していた。
0歳半年の頃に、母に首を絞めて窒息させられたと家族から聞いたことがある。
母はそのあと自ら命をたったわけだけど、この歌をよんで、自分は自分を許せているのかなって思った。
首を絞められている感覚と、自分を認めずに、もっと何かできるようにとか、何か役に立つことをしないとって、自分をより追い込んでいこうとするような強迫観念は、たしかに、感覚的に近いものがあるなあと感じる。
母が首を絞めたのは、僕を許せなかったわけじゃないんだろうなと、ただ、苦しくて、その状況から逃れたかったから、及んだ行為なんだろうなと、最近になって思うようになっていたんだけど、自分は自分をゆるせているのかな?
誰かに首を絞められる感覚をイメージして、それをゆっくりほどいていく、そんな想像を、この歌を見てから、何度かやっている。
変なイメージトレーニングだなと思う。
トラウマ治療で、信頼できる人に実際にやってもらえたらいいな、なんてを妄想していたことでもある。
許すこと、ゆるくすること。
簡単なようで、難しいことかもしれない。