考え事と生活の記録

とりとめのない日々の記録です。

16/50 落ち着かない日々

 

 

ついつい某SNSを見てしまって、週刊誌で報道された事件についてのいろんな人の投稿を読んでしまって心がざわつく。

 

ずいぶん昔の話だけど、身近な人に性被害の経験を語られてショックを受けたことがあって、そのころの感情がよみがえる。

二次受傷でも、こういったときに傷が疼くことがあるんだなと思った。

そういえば、この話題は、話をしてくれていた人に口止めされていたこともあって(当然だけど)、自分の気持ちを消化できないままに今に至ってしまってることに気づいた。

 

当時の僕は今より若かったこともあって、加害者に対して相当攻撃的な感情を抱いた。

その人の名前も聞かなかったし、なんの行動もとらなかったんだけど、あのときの感情はかなり激しいものだったし、加害をする人は、被害者だけでなくその周りの人たちから報復を受けるリスクがあるってことを知っておいてほしいと思う。

なんかちょっと、怖いこと言ってるかもしれないな。スミマセン。

 

 

この社会で、女性として生きていたら自分はしんどいだろうなと思うことは多々あって、大喜利番組で女性芸人だけが出場するときになぜか下ネタがお題に上がっていることだったり、賃金格差の話でも、自分が低いと思っていた福祉職の賃金が、女性の賃金の平均からするとそんなに低くないって女性職員に言われてハッとしたこともあったり。

 

 

何が言いたいんだろうな。

そうそう、同じ日本社会で生きていても、男である自分は、想像力でもっていろんな立場の人から見た世界をイメージして不快になったり、不安を覚えたりするだけなんだけど、当の本人たちは、昔からその世界で生きてきたわけで、今さらなんなんだよって思うかもしれないなって、思ったり。

 

男性よりはるかにしたたかさを求められながら生きてきた女性が、被害を訴える女性に対してセカンドレイプ的な発言をしてしまうことが起きるのも、無理がない気もするというか。

 

「世の中が厳しいのわかってるだろ!何を今さら甘えたこと言ってるんだ」と言っているように聞こえる。そこに悲しさを感じる。

 

もちろん男性の社会が必ずしも甘いわけじゃない。所属集団によってずいぶん違う印象を僕は受けるけど、男性には男性の生きづらさがある。(ぼくは結構早い段階でマッチョな競争社会から離脱して楽になった)

だけど、どちらの生きづらさも、ほぐしていけたらその方がいいし、社会ってのは変わっていくもんだから、今の価値観にこだわらなくていいじゃないか、とも思う。変えれるかもしれないことは、ほんの少しでもいい。1ミリでも1ミクロンでもいいから、マシと思える方向にずらしていくことを目指したい。

 

 

そういえば、ある人に紹介されたこの本がおもしろかった。

 

www.gentosha.co.jp

 

内容がかなり濃いので途中まで読んで返してしまったけれど、こんな風に世の中が見えてるのかと、男性としては気づきが多い本だった。

 

 

 

 

書いていたら少しは落ち着いてきた。

そろそろ作業に戻ろう。今日中に終わらせたいことがある。

 

書くことはやっぱり、僕のメンタルを安定させる。

誰かにとって価値がある文章とは思わないし、ただ自分のために書いているだけなんだけど、読んでくれる人がいることはやっぱり嬉しい。

 

いつも本当にありがとうございます。

 

良い一日になりますように。