聞くことや話すこと、書くことをテーマにしたpodcastが始まった。
ある本について読み込んで、それについて章ごとに話していくという方法で、1~3回をとった。
打ち合わせとか、間にいろんな話をしていて、朝10時から、気づけば14時を過ぎていた。いろんな体験や知識、記憶を総動員しながら、互いに大事にしてきた、話すことや聞くことについて考えながら話す。頭を使い過ぎて、酸欠状態。笑
合宿みたいな感覚だった。
趣味と呼んでいいのか、わからない。そんなやわではない感じがする。
でも、マラソンを趣味にしている人がいるくらいだから、エネルギーを使うpodcastを趣味って言ったっていいだろうと思う。
誰に響くかもわからない。たぶん聞く方も体力がいる気がするし、もしかしたらほとんど誰も聞いてくれないかもしれない。
だけど、疲れるけれど、おもしろいと思う。少なくとも、自分たちは。
お金になるわけじゃない。誰かの役に立つかもわからない。
だけど、たぶん、自分たちしか、話せないようなことを話している。
話そうと思わないようなこと、そこに潜っていこうとは、思わないことを。
それはもしかしたら、お金をもらう仕事よりも何かの意味があるのかもしれない。
わからないけど。
自分たちにしか持てない探求心がそこにあるんだったら、潜れる世界があるんだったら、潜ってみればいいかもしれない。意味があろうとなかろうと。
常識的に考えたら、もっとやるべきことがあるのかもしれないけれど。
基礎研究だって、そうじゃないか。
これまで、意味を感じやすいことばかり、自分は仕事にしてきた気がする。
利用者さんのニーズが目の前にある福祉の仕事とか、教育系とか、農業とか。
たまには、意味があるかわからないことにエネルギーを注いだっていいし、
それが案外、豊かにしてくれる気がする。
お金も稼げずに、頭の体力をただ使うなんて、
なかなかできる人いないじゃないか。普通だったら、それより早く仕事を探そうって思っちゃう。
そう思ったら自分は案外、自分に対して、スパルタなことをしているのかもしれない。
長い目で見たら、人生にこんな時期があったっていいはずだし、
とりあえずお金がなくて食べるものも変えないような状態では、いまのところないので、もう少しこの状態にとどまってみるのもありだ。
早く仕事をしたい、特に、ライターの仕事を見つけたい、という思いもあるけれど、
ここに留まることを恐れるのを、あえて手放してみようと思う。