考え事と生活の記録

とりとめのない日々の記録です。

ボーナスで時間を買っている感覚について。

 

 

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ついでにもう1本。

 

 

去年のちょうど今頃に僕は鬱になって休職、その後に退職をした。

それ以降、いろいろ制度を利用したり、宿直などの仕事をしたりしつつ、足りない部分は貯金を崩して生きてきた。

 

 

低賃金の福士職といえど、正社員3年目くらいから処遇改善加算のおかげである程度のボーナスが出るようになって、その額をなるべくまるまる貯金するようにしてきた。

 

 

お金のかかる趣味はそんなにないし、車だって持っていない。

いつか働けなくなってもいいようにと、貯金しておいたおかげで、もうたいぶ減ってしまってはいるけれど、フルタイムで働かずに、時間に余裕をもって、ある程度やりたいことをする期間を作れている。

 

 

自分はボーナスで、ものとか経験ではなく、時間を買っているんだな、という感覚をずっと持ってきた。

 

「余裕のある日々」というのは、僕にとって何よりの贅沢なのかもしれない。

 

ブランド物や、海外旅行だったり、家とか、車とか、大きな買い物をするよりも(海外旅行は過去に何度かしてきたけれど、安宿と格安航空券を利用した貧乏旅行だ)、貯金を生活費に補填することで、労働時間がそんなに多くない日々を生み出すことが、自分にとっては結構いいお金の使い方だったなと思う。

 

本を図書館で借りて読んだり、自炊をしたり、ウクレレを弾いたり、そんなにお金のかからない趣味をいくつか持っている人間にとっては、こういう日々が長く持てることがありがたい。

 

 

これからまた、しっかり働く期間に入るわけだけど、また数年後の自分に時間をプレゼントするために、節約して、貯蓄していきたいと思っている。