考え事と生活の記録

とりとめのない日々の記録です。

「人権」の存在感について

 

朝から友人のSNSの投稿でめちゃくちゃショッキングなニュースを知った。

群馬県桐生市生活保護行政。

 

書いてあることがあまりにもひどいし残虐なので、

興味ある方も覚悟の上で読んでほしい。

 

 

 

news.yahoo.co.jp

 

このニュースを自分も投稿したときに、

地方公務員試験で倫理学学ぶんじゃなかったっけ?といったことを書いたのだけど、

それを見た友人が、倫理を勉強したとしても、自分たちの人権が守られている感覚がないし、そもそも「人権」の存在感、この国になくない?

 

というリプライをしてきた。

 

「人権」の存在感、、、

 

たしかに。と思った。自分や周りの人に、人権があると思って、それを主張したことのある人ってどれくらいいるんだろう。仕事や日々の社会生活のなかで、人権の考え方をもとに主張をする人はどれくらいいるんだろう。

 

 

コテンラジオの民主主義の歴史で、民主主義というものは国民が求め続けないと達成されないものだという話をしてたけど、民主主義以上に、人権はもっとそうなのかもしれない。

 

フランス革命で人間が勝手に作った概念でしかないし、それがあるということを主張する人がいなければ、今回のケースのように、簡単に踏みにじられてしまうし、

「どんな立場であろうと、みんなに人権があるよね」と皆が思わない限り、その状況にはならない。ルールで決めてもこんな風に破られてしまうわけだから。

 

 

本当に、この国の政治や社会のモラルは、かなりまずい状況になっているように感じる。カエルが鍋のぬるま湯につかっていたら、だんだん水温が上がってきて、のぼせてしまって飛び上がれず、気づいたら火傷で死んでしまうような、そんな風な想像をしてしまう。

 

関係のない話じゃないんだよね。

法律さえも公務員によって破られてしまうんだから。

 

世間の空気感を侮っていたら、痛い目に合いそう。